品質管理学会から品質管理推進功労賞をいただきました。前職の大手電機会社におけるソフトウェア領域での品質管理の推進に対する授与です。共に仕事をしてきた元同僚の方々に御礼を申し上げるとともに、これまでの経験と知識を生かして、今後もソフトウェア産業の発展に寄与できればと願っています。
年: 2020年
SQuBOK V3が、2020/11/21に発行です
「 ソフトウェア品質知識体系ガイド(第3版): SQuBOK Guide V3 (通称、SQuBOK V3)」をご紹介します。 SQuBOKは、ソフトウェア品質に関する膨大な知識や技術を知識体系として整理し、簡潔に説明した書籍です。今回は、AIやIoTなどの最新の技術を含めて解説しているのが、大きな特徴です。
平鍋さんのアジャイルインタビューを受けました!
アジャイル界隈の超有名人である平鍋さんのアジャイルインタビューを受けました。「品質重視のアジャイル開発」の執筆の思いなどをお話しさせていただきましたので、ご興味ある方はぜひぜひご覧になってみてください。
「品質重視のアジャイル開発」の本が出ました!
「品質重視のアジャイル開発 ~成功率を高めるプラクティス・Doneの定義・開発チーム編成~」という本を出しました。初心者にも分かりやすいように、アジャイル開発の特徴や概要を説明するとともに、品質を重視したアジャイル開発の成功率を高める一揃いの手法群を提供しています。
ウォーターフォールモデル開発の代表的な品質保証方式
ウォーターフォールモデル開発の代表的な品質保証方式は、「品質ゲート」と「QAテスト」の2つです。品質ゲートとは、工程を移行するときにゲート(門)を設けて、さまざまな観点からチェックする方法です。QAテストとは、開発したソフトウェアを、QAチームが動作させることにより、要求を満足していることを確認する方法です。
「プロジェクト」と「組織」のプロセス改善の違い
プロジェクトと組織のプロセス改善の違いは何でしょうか。プロジェクトとは「独自の成果物またはサービスを創出するための有期活動」であり、プロジェクトのプロセス改善は、そのプロジェクトの成功を目指して実施します。組織のプロセス改善は、組織の底上げによりプロジェクトの成功率を向上させることを目指します。
V&V(Verification & Validation:検証と妥当性確認)とは
V&V (Verification & Validation:検証と妥当性確認)は、品質保証の肝となる考え方です。検証(Verification)は、入力から出力が正しく変換されているかを確認することです。妥当性確認(Validation)は、出力がもともとの要求と合致しているかを確認することです。
反復型開発プロセス・アジャイル開発・プロトタイピングの違いとは
プロセスモデルのなかでも互いに似ているように見える、反復型開発プロセス・アジャイル開発・プロトタイピングの違いを説明します。繰り返し開発という意味で、反復型開発プロセスとアジャイル開発は一見、似ているように見えますが、全く異なるパラダイムのプロセスモデルです。
お勧めのレビュー方法のご紹介
今回は、お勧めのレビュー方法を具体的に解説します。ご紹介するのは、レビューの方法で解説した「チームレビュー」と、レビューのリーディング方法で解説したPBR(パースペクティブ・ベースド・リーディング)を組み合わせた方法です。ソフトウェアの特性に拘わらず適用できます。ぜひ試してみてください。
レビューのリーディング方法
レビュー対象物を読む技術は、リーディング(Reading)技法と呼ばれます。主なリーディング技法には、PBR(パースペクティブ・ベースド・リーディング)、DBR(ディフェクト・ベースド・リーディング)、CBR(チェックリスト・ベースド・リーディング)、UBR(ユースケース・ベースド・リーディング)があります。